イタリアでオトボケな旦那さんとの結婚生活を送っている(イタリア在住 30代女性 fiorellino)さんより、体験談をいただきましたので、ご紹介させていただきます。

18歳のころから夢だったイタリア。花の都フィレンツェに留学と称してスーツケース一個でやって来たあの日からいつの間にか10年が過ぎた。

出会って数ヶ月で付き合い始め、さらに3ヶ月後にはプロポーズされ、さらにその2ヶ月後には結婚。スピード結婚なだけあって「なんで結婚したんだろう(汗)」と思うことが(やっぱり)よくある。

「旦那さんイタリア人?!」と期待の目で聞かれるけど国際結婚はやっぱり大変なことが多い!

言葉の壁はもちろんだけど、なんでも「イタリアではそうなんだよ!」と言われたら納得しなきゃいけないいろんな習慣。子供が生まれてからはもちろん子育てに関して対立×1000(涙)

日本人の旦那さんがいたらあり得ないようなことが日常になることだけは保証できる。

オトボケ旦那

イタリア人みんなそうだと勘違いしないで下さいね。でもうちのイタリア人旦那はかなりオトボケだと思う。

大根の煮物を食べながら「うーん!美味しいね〜このジャガイモ!」(大根だよっ!)そのくせワインを飲みながら「フルーティな感じが〜」とうんちく言い始める。ジャガイモと大根のちがいも分からないのに。てか小指立てて飲まないでほしい。

イタリア語ではHが表記された単語があっても発音しない。例えばHobby(ホビー)はオッビー。日本語のHは発音すると何度言っても、ハナコちゃんは「アナーコ〜!」(ムッとするのはわたしだけ?)そして頑張ってHを発音しようとして、「ホニギリ!」(おにぎりにHはイラナイから!)

付き合って初めてもらったプレゼントもかなりオトボケだった。「絶対君は喜ぶよ!」と目をキラキラ輝かせて贈ってくれた包みの中身は…スリッパ。忘れもしない。クリスマスにスリッパを誰かからプレゼントされたのは後にも先にもこの時だけだった。

外国人はやっぱり毛深い?

これもイタリア人が皆そうとは言わない。けどけど、うちの旦那はかなり毛深い。

胸毛にも背中にもお尻の上にも。当然腕毛もモサモサ!毛嫌いの私がなんで結婚しちゃったんだろうと嘆くぐらい。

一度、ハエがブンブン飛んでいたかと思うと、旦那の腕に…なんとハエは腕毛牢獄から出られなくなり捕まりました。しかも旦那はオトボケなんで気づかない。腕で「出して〜!」と言わんばかりにとブンブン言ってるのに(汗)

マンモーネ(=イタ語でママっ子)

イタリア人男性はもれなくマンモーネな場合が多い。「僕はマンモーネじゃない」と言う旦那も気づいてないだけでマンモーネでしょ!と突っ込みたくなる。

義父母は離れて暮らしているため、用がなくても頻繁に電話する。まぁこれぐらいは母想いということでいい。

だけど、旦那が誕生日プレゼントに下着のパンツやら靴下をもらって大喜びしているのには隣に座っている私はちょっと笑顔が引きつった。40近くにもなる大男が母親からパンツもらってる…ありえないでしょっ!

初孫の出産に立ち会いたく我が家に泊まりに来た義父母。(これも日本人的にはありなの?と疑問だけど)朝起きたら朝食のテーブルで旦那の首筋にチューして「おはよう、アモーレ」と挨拶をしてるのをみてドン引きな私。オトボケ旦那、引いてる私に気づきもしない。

日本人女性を好むイタリア人男性はオタクが多い?

個人的な根も葉もない意見なのでそうじゃない外国人さんごめんんさい。

ただ、まわりに妙にオタクの外人と結婚してる日本人女性が多い気がする。私の旦那ももちろんとってもオタッキー。一度日本に行った時、何度アキバに連れて行かされたことか。

イタリアでは日本といえば「アニメ」がまず第一印象だからかな。ガンダムや宇宙戦艦ヤマトなんかも好きだけれど、うちの旦那は、キノコオタクでもある。

最初、キノコ狩りが趣味と言われた時は「はぁ?」となった。知人が亡くなり最高に落ち込んでる私に旦那はキノコ狩りのうんちくを始めた時があった。

キノコを採った時は籠に入れるのが正しいキノコ好きのキノコ狩りのやり方だと。なぜなら籠の隙間から胞子を落としていき彼らの助けになるからだと。

悲しみに打ちひしがれてる私に正しいキノコ狩りのやり方など正直どうでもいい。

ある朝起きると横で寝ていたはずの旦那がいない。どうしたのかと心配していたら、10時過ぎに袋いっぱいのキノコを持って帰ってきた。私に事前に言ったら怒ると思って黙ってキノコ狩りに言ったらしい。キノコ狩りは早朝に出発するから。

機嫌が悪いのと、万が一が怖くて私はその袋いっぱいのキノコを一口も食べず冷凍庫に保存した。

冷凍庫といえば、キノコ狩り仲間から鳩をもらってきて(森で狩った食べる鳩)冷凍庫に保存されていたことがある。

冷凍庫に死んだ鳩が2羽も入ってるのは私には気持ち悪い(ごめん)。

意を決して、頭をちょん切り鳩を捌いてトマト煮込みにした時「ちょっと私すごいかも(涙)」と思った。

愛されまくるのはそんなに悪くない

日本人は「アイシテル」なんてあまり言わないと思う。当たり前だけど、イタリア人は全てにおいてジェスチャー付きで大げさで、ストレートでちょっと暑苦しい。

旦那は結婚8年経とうが毎日毎日「ティ アーモ!」(愛してるぅ!)である。そういうふうに言われたい女性は嬉しいかもしれないけど、正直、夏なんか毛深い旦那に言われても暑苦しい。

でも行動に示そうと努力はしてくれるので、家事を結構手伝ってくれる。

お尻を振りながらフンフン口ずさみつつ皿洗いをしてくれたり、(でも流石オトボケ、洗い方が雑。でもグッと堪えて言わない)オペラを歌いながらお誕生日にパスタを作ってくれたり、(スモークサーモン半生が良かったなぁーとか文句は言いません)アイロンかけてくれたり、(スカート溶かしたけどね)オムツも替えてくれるしね。

姫扱いされて、愛されてるって感じるのは悪くない。

毛深ろうが、ママが40の息子にパンツをあげようが、それがイタリア流!郷に入れば郷に従えの言葉通りグッと堪えるべきな事は多いけど、お互い違う民族、文化で育った者同士なのだから違いを認める努力をしながら生活していくのは当たり前。

いつか手をつないで仲良く歩く老夫婦になれたらいいな。