現在、中国人の旦那さんと結婚の6年目の(スイート)さんの体験談です。

中国人の夫と出会った話

中国人との出会い

中国人 男性 体験談

 

19歳の頃、私は都内のとある専門学校に入学しました。入学から半年ほど経ち、学校にもなれた頃、学校の近くのファーストフード店でアルバイト募集の広告を見つけました。学校にも慣れてきたしアルバイトでもしようかな、と軽い気持ちで店内に入り「アルバイト希望です」と告げた所、すぐに面接をする事に。余程人が足りなかったのでしょう。その場で即決。さっそく次の週から働くことになったのです。

アルバイトを始めて驚いたのが、メンバーが非常に国際色豊かな事です。ホールでも、キッチンでも、日本人の方が少ないくらいでした。彼らの出身地は、韓国、フランス、ウズベキスタン、アメリカ、インド、ネパール、チリ、そして中国。そうなんです。この軽い気持ちで始めたアルバイトこそ、現在の中国人の夫に出会うきっかけだったのです。当時そのお店には男女総勢8名ほどの中国人がアルバイトをしていました。

 

中国人の魅力

中国人 男性 体験談

 

アルバイトを通して中国人と交流して分かってきたのが、今まで知らなかった中国人の魅力です。まず第一に、それぞれ個性的で、その個性を認め合っている所。

中国は非常に大きい国で、出身地にして寄って言語も文化も違うので、それぞれが「私はこう、あなたはこう、それで良い」と他人を認めつつ自分の足でしっかりと立っている印象でした。

例えば上海出身の中国人の男の子は、非常に都会的でお洒落でした。レディーファーストも徹底していて、プレイボーイな印象でした。

河北省出身の中国人は男の子も女の子も素朴な印象で、大人しいけれど、真面目で優しかったです。

福建省出身の男の子は頭の回転が速く、とても臨機応変で、辛い物が食べられず、麻婆豆腐や酸辣湯麺などの中国料理を、日本に来てから初めて食べた、と言っていました。

ファッションや体格、話されている言語や信仰している神様まですべて大きく違いましたが、あまり細かい事は気にせずサッパリと割り切って良い関係を保っている様でした。

 

中国人の夫との出会い

中国人 男性 体験談

 

そんな彼らと仲良くなるには、長い時間は要りませんでした。休憩中も、日本語を教えてあげたり、中国のお菓子を食べさせてもらったり、どんどん交流は深まりました。

アルバイトが終わってからご飯を一緒に食べに行くことも習慣となり、カラオケなどにも遊びに行く様になりました。

そんなある日、福建省の男の子と、その彼女、彼女のルームメイトとご飯を食べに行く事になりました。アルバイトが終わり、友達の彼女とルームメイトと合流し、いざ出発、と言った際に友達の携帯電話に一本の電話がかかって来たのです。

どうやら、今からご飯食べに行かない?という誘いだそうで「今友達といるから、一緒にどう?」というな流れになり、その友達も合流することになりました。

とある駅前でその友達を待っていると、30分後ぐらいにその友達がやってきました。その友達こそ現在の夫、中国福建省出身の王くん(仮名)です。

王くんはあまり女の子と遊ぶことに慣れていない様子で、友達と会うなり「おまえ一人じゃないのかよ!」と照れている様でした。

その当時はその王くんが将来の夫になるとはいざ知らず。

ほんの軽い気持ちで出掛けた中国人の友達との食事が私の運命の出会いの場だったのです。

 

中国人の夫と出会った話

初めて出会った日

中国人の夫と出会った話

 

アルバイト先で仲良くなった中国人の友達、その友達の彼女の、その彼女のルームメイトとご飯を食べに行くことになった日。その場に急きょ合流してきたのが今の夫となる王くんでした。

メンバーが揃い、ではご飯を食べに行こうという時に王くんが「あなたは日本人ですね」と少したどたどしい日本語で話しかけてきました。当時わたしは中国人の友達は何人かいましたが、中国語は全く話せず、中国人の友達とも日本語で会話をしていました。

「あなたは日本人ですね」という表現は、日本人からするとあまりナチュラルな言い方ではありませんが、私は中国人たちのたどたどしい日本語には慣れていたので「はい、わたしは日本人ですよ」とゆっくり答えました。同じ教科書の様な硬い表現で返事をした方が王くんが理解しやすいと思ったからです。やはり王くんは私の日本語が理解できた様で、クスクスと笑っていました。

お店に着くと王くんは私の隣に座りました。学校で何を勉強しているのか、中国の実家ではどんな食事をしていたか、王くんは自分の事をとにかく話しました。自分のことばかりを話すのは日本人からすると厭われることかも知れませんが、中国人にとっては少し違います。これは王くんと親しくなってから知ったのですが、中国人が自分の事を相手に話すのは、相手に好意のある証拠です。好意があるからそ、自分の事を知って欲しいと思うのです。自分はこうだよ、こうだよ、とアピールをしているのです。なかなか中国人らしい考え方だと思いました。

そんな風に自分をアピールする中で所々、王くんは「かわいいね」「彼氏いるの?」「どんな人が好きなの?」といった質問をしてきました。私もなんとなく「好意を持たれているのかな」と感じましたが、私は王くんに対して特に特別な感情はありませんでした。とてもハンサムで、優しそうな感じでしたが、あくまで数多くの中国人の知り合いの中の一人といった所でした。

 

連絡先の交換

中国人の夫と出会った話

 

食事が終わり、解散の時間となりました。周りのみんなは、王くんが私に好意を持っている事をお見通しの様で、「帰りの方向一緒でしょ。一緒に帰りなよ」と私達をくっつけようとしている様でした。

特別な感情はありませんでしたが、特に嫌いな訳でもなかったので、同じ電車に乗って途中まで一緒に帰ることに。その電車の中で王くんに「携帯交換する、良いですか」と言われて、連絡先を交換することになったのです。

しかしここで小さな問題が発生。

実は王くんは携帯電話を持っていなかったのです。いえ、携帯電話は持っていたのですが、本体を持っていただけで、携帯電話の契約をしていなかったのです。つまり、Wi-Fiの使える場所でスカイプを通して、時にはスカイプのカードを買ってメールや電話をしていたのです。

本人曰く「お金がなくて携帯代を払えない」そうで、連絡先を交換したものの、いつでもどこでも連絡が繋がるような便利さは求められない…という複雑な連絡先の交換だったのです。

それでも王くんはかなり嬉しそうでした。大丈夫!バイト先はWi-Fiあるよ!とテンション高め。そんな無邪気な王君に私もクスッと笑ってしまったのです。

そんな王くんが将来の旦那さんになるのは、まだ少し先の話。

この時は知るよしもなかったのです。

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