数年付き合ってきた彼と、この春国際結婚することになりました。

近年日本でも国際結婚は増えつつありますが、私の住んでいるフランスでは身近にたくさんの国際結婚カップルがいます。

そして一番身近な国際結婚カップルは、実はなんと彼の両親なのです。そして彼の祖父母もまた国際結婚カップルという、3代続く国際結婚家族なのです。

彼の両親と祖父母はベトナムとフランスのカップルなので、アジアという似た文化背景を持つ義母は、いわゆるアジアの良妻賢母といった感じで、同じアジア出身の私を娘のようにかわいがってくれます。

周りの日仏カップルの嫁姑関係を聞くと、住んでいる場所が遠いためクリスマスやイベントぐらいしか会わないというカップルも多い中、私たちは彼の両親宅から車で5分ほどの距離に住んでいるためもあってか、1週間会わないということはほとんどありません。そして、少なくとも月に3-4回は一緒に食事をします。

フランスでは、個人主義的意識が強く、いくら子供とはいえ子供のプライバシーは根掘り葉掘り聞いたりはしません。それに比べ、アジア特にベトナムでは子供はなんでも親に言うことが当たり前です。義母はフランスでの生活は40年以上になり、2人の子供をフランス式で育ててきたとはいえ、やはりベトナムの文化が抜けないのでしょう、2-3日電話しなかったり、会わなかったりすると、「最近まったく連絡がないけど元気にしてるの?」と電話があったりします。

食事に関しても、義母はベトナム料理をよく作り、おすそ分けをよくいただくので、フランスで生活しているにもかかわらず8割はアジア料理を食べています。彼の家族はそんな義母の影響からか、アジアの料理に抵抗がなく、日本食も喜んで食べてくれて助かります。最近彼の実家に行くと、ワサビや海苔、わかめ、醤油といった日本の食材がさりげなく置いてあり、日本食に興味を持ってくれていてうれしくなります。

そして何より、義母は国際結婚による問題や不都合などもこれまでいろいろと経験してきた大先輩でもあります。異国からフランスに嫁いできたという同じ立場から、共感すことも多いですし、時には苦労したことの愚痴を聞いてもらったり、聞いたりすることもあります。特にフランスの書類関係は面倒で、ややこしいものも多いのですが、困っているときには義母に聞いたりもできます。また私たちにはまだ子供はいませんが、子供ができた際はバイリンガル教育問題等でも義母の経験を教えてもらい相談相手がいるということは、心強いです。

最初は遠慮して思ったことを言えなかったりしたこともありますが、今では人生の先輩としても家族の一員としても何でも相談できる頼もしい存在ができて、また実の娘同様かわいがってくれる義両親をありがたく思います。

(フランス在住 30歳女性 Na44)さんより