フランス人と結婚され幸せ生活を送っている(現在群馬県在住 40代女性 マンナン)さんより、フランスに行った時に準備しておいた方が良い物を教えていただきましたので、ご紹介させていただきます。

私が結婚した相手は、3つ年下のフランス人でした。であって1年で結婚したので、慌しさは否めません。結婚は日本人同士の場合でも段取りが命。時間的にも精神的にも余裕を持って進めるようにしましょう。

結婚に際して

フランス人の彼と結婚をしようと決めて、最初に段取ったのは結婚式の日付。彼の住むパリ郊外の場所では、何故かその夏は結婚式ラッシュだったのです。市役所での婚姻式なので、予約が必要。「7月に出来ればいいな」と考えていたのに、予約が出来たのは9月半ば。国際結婚の場合には、式に出席してほしい家族や友人の飛行機のチケット予約からホテル滞在手配など雑事が山盛りです。結果オーライで準備期間が長くなり、結果的に飛行機のチケットも安くなったので喜ばれたのは幸いです。どうしても時期がずらせないと考えるカップルは、早めにアクションを起こさないと法的な手続きにも支障が出るので要注意ですね。

また、婚姻式の前には「○○さんと○○さんが結婚します。異議のある人は申し立ててください」と市役所に掲示されます。彼が恋多き人ではなく、家族関係もシンプルだったので問題ありませんでした。しかしながら、このような習慣は日本には無いので、なんとも不思議な気がしたものです。少々、晒し者気分を味わいますが、お気になさらずに!

持って行きたいもの

フランスは先進国なので、なんでもあります。拘りがなければ、間に合わせられるという安心感はあります。でも、どうしても日本から持って生きたいという拘りがあるならば、早めにアクションを起こして準備万端整えるのがベター。私の場合は、常備薬が活躍しました。子供の頃から診てもらっていたお医者さんに当座の常備薬を持参したいと話し、処方してもらいました。風邪薬、鎮痛剤、便秘薬、火傷用の塗り薬、抗生物質・・・。

「これって、使うかな?」と思うものもありましたが、有り難く持参しました。唯一、「あって良かった!」と感じたのは、抗生物質。嫁いで直ぐに膀胱炎になってしまった時です。初めて膀胱炎になったので、不快感の原因がわかりませんでしたが、医者に行って検査後に判明。薬を処方してもらって、1週間ほど服用しました。ところが、一向に回復しないのです。

そして思い出したのが、日本から持参した抗生物質。これをダメ元で飲んでみることにしたのです。なんと、3日で治りました。「薬が身体に合わなかったのかな?」と思いましたが、数ヵ月後に帰国した時にお医者さんに処方してもらった薬を見せたところ、「こんな古い抗生物質は日本では使っていない」と言われました。まさに「持ってて良かった!」です。

家電は現地調達が吉

私は結婚前に海外へ出かける仕事をしていたので、「日本は素晴らしい」主義者でした。だから、海外でも快適な主婦生活を送るために、日本の家電が欠かせないと思い込んでいたのです。掃除機や炊飯器、アイロンなどを随分と買い込んで少し前からフランスへ運んでいました。そして、日本製品を使うのに欠かせない変圧器。これは最後に秋葉原で入手しました。ところが、この変圧器の値段にビックリ仰天!なんと、2万円もしたのです。

既に運び込んだ家電を無駄にするわけにはいかず、仕方無しに買い求めました。でも変圧器だって、いつかは壊れます。こんなに高く、重いものなら買わない選択肢もありです。その後、フランスに住んでいる間の家電購入はもっぱら現地調達でした。「郷に入れば郷に従え」をこんなところで感じた次第です。

子育てが分岐点

子育てをフランスと日本のどちらで行うのがいいのか。これは何度も話し合いました。彼は転職することについては柔軟に考えていたので、方針定めてから、今後の生活拠点を決めることにしたのです。
私は、「両親が生まれたどちらかの国ならば、なんとかなる」という考えでした。ところが、彼が東南アジアの国へ転勤になってしまいました。思ってもいなかったポジションだったので、「どうしても行きたい」と主張。私は、「フランスと日本以外では住みたくない」を曲げず。結局、私は子供を連れて日本で子育て。

彼は任期が終わるまで単身赴任の道を選択。最初は不本意でしたが、今となっては正解だったと思っています。彼の一番の魅力は、私の自由にさせてくれるところ。私はストレスを抱えていない限り、ものすごく頑張れるからです。最良の母になって欲しいと私が日本に帰ることも許し、そして自分の遣り甲斐を大切にする。他人が見たら「身勝手な親」にしか映らないかもしれませんが、私達にとってはベストな選択だったと考えます。子育ての相違は夫婦にとって致命的なるのは、日本人同士の結婚でも同じこと。話し合いを繰り返すのを面倒に思ったらダメですよ!

国際結婚の過程で、どちらの案が良いのかをジャッジするだけでは、事が足りないと思っています。もちろん、これは結婚後にも言えること。双方の案の良い所取りが無難で、納得度が高いのではないでしょうか?
いつも3歩下がっているだけでは大和撫子だって、生きてはいけません。心身ともに強い人であれば、国際結婚に纏わる全てを乗り越えられることでしょう。