オーストラリア人の彼とお付き合いしていました。

京都のバス体験ツアーに参加した時にオーストラリア人の彼と知り合いました。彼は大学の長期休みを利用して長野県のキャベツ農家に収穫のアルバイトに来ていたとのことでした。

ほんの数十分でしたが、彼はここでのバイトを終えたら1度大阪に住む友人を尋ねるからそのときに会おうと言ってスマホの番号を交換したんです。私は英語ができません。彼は日本語がうまかったので友達になって英語の勉強になればという軽い気持ちで交換しました。

しばらくして本当に彼から電話がかかってきて、オーストラリアに帰るまでに会いましょうと言われ、京都を案内してほしいと言われたので、金閣寺や嵐山を案内しました。彼はものすごく感動してくれて、一緒におせんべいや漬け物を試食したり、舞妓さんを見たり、私には見慣れた光景が彼といると新鮮ですごく楽しくて、もっと一緒にいたいと思いましたが言えずにいると、オーストラリアまで遊びに来て、と言われました。

自分の家に泊めてあげるから、いつまでいても構わない、今から一緒に帰ってもいいとすごく積極的に言ってくれて、日本人の男性にも言われたことのないことに、本当に言ってしまおうと思ったんです。

実は私は仕事場の人間関係に疲れはてて仕事を先月辞めました。体験ツアーに参加したのは、今まで働きすぎた自分の頭を柔らかくするためにしたことのないことをたくさんしようとした一貫でした。

幸い仕事ばかりしていたので貯金はあるし、仕事をやめて1度実家に戻ったので家を空けても家賃の心配もありません。

彼は学生だし、私は5才も年上、からかわれているのかが心配でしたが、彼は結構本気で私にアプローチをかけており、私は信じてみようと思ったんです。

1度彼と別れて自宅で一晩考えて、翌日彼に本当に行ってもいいかと聞くと、もちろんだと行ってくれたので、すぐ両親に話をしました。

さすがに彼のことは言えず、オーストラリアに友達がいるからしばらく遊びに行くというと、両親も海外旅行が好きなので簡単に了承してくれました。

私は彼の帰国に合わせて一緒に行きのチケットを取ってもらい、彼とオーストラリアに出発しました。

ブリスベンはとても整備されて、必要なものはなんでも揃っており、私が思ったより日本食も食べれることに安心しました。彼の両親はかたことの日本語で歓迎してくれて、彼が大学に行っている間は色々と連れ出してくれ、近所の人には息子の彼女でもうすぐお嫁さんになるのだと触れ回っていました。

私はもっと緊張したりホームシックになるかもしれないと覚悟していたのに、仕事のストレスが全部溶けてなくなっていくようにリラックスした時間を過ごせて、一ヶ月経つ頃にはオーストラリア英語もそれなりに理解できるようになってきました。

でも、やっぱり彼のことをよく知らないままこれ以上一緒にいることに、自分が本当に正しきことをしているのか、1度帰国した方がいいかもしれないと考えました。

彼は大学を卒業したら、アメリカに行くと言いました。スポーツ医学の勉強をするためだそうです。

一緒に来てもいいと言ってくれて、彼の両親は息子のためなら資金を惜しまない人たちで、私がついていくなら一緒に住めばいいと進めてくれました。でも、私はアメリカにもオーストラリアにもまだ目的もなく、語学力も伴いません。

彼の足を引っ張っている気がして、1度両親に相談しに帰ると言って一人で帰国しました。

自宅の最寄りの駅に着いた途端、自分は何を浮かれているんだろうと、突然冷水を浴びたかのように冷静になりました。

彼との日々は本当に楽しくて外国人の彼氏なんて私は夢を見ているような時間を過ごしていました。

でも、現実を見ると、私はまた新たにやりたいことを見つけて自立しないといけない、いつまでもフラフラと彼氏に頼るようなことではだめだと思いました。

翌日、申し訳ないが、全て夢を見ているような時間だった。あなたとは一緒にいられないと電話で別れを告げました。

彼は意外にも、なんとなく、そんな気がしていた。すごく愛していたけど、サヨナラと言われました。

本当にあっけなく彼との時間は終わりました。私はこれから資格を取って新しい道を進もうと思っています。