私は、アメリカ軍人と結婚している24歳、税理士法人で勤務しています。高校一年の時に、ニュージーランドに留学してから、英語、欧米文化に興味を持つようになり、自然と恋愛対象も外国人となっていきました。
今回は、出会いのきっかけ、同棲、結婚に至るまでのお話をしていきたいと思います。
きっかけは留学
まず、余談として私が国際恋愛に興味を持ったきっかけについてお話しいたいと思います。
中学3年の1月から高校1年のときに1年あまりですが、ニュージーランドに留学していました。初めての海外ということもあり、欧米の文化、考え方の多くに感化されました。
例えば、日本では後ろの人のためにドアを押さえてあげるという風習はあまりないですよね。
ですが、海外では男女問わず自然なことなんです。そして、必ず「Thank you」と言われます。他には、ホームステイ先のお父さんとお母さんがケンカした翌日でも必ず朝出かけるまえにキスをしていました。
日本と違って愛情表現を堂々としているところにいいなと感じ、帰国後も恋愛対象が外国人となっていきました。
食の趣味は万国共通!
では次に、私が夫と出会ったきっかけをお話しします。私は食べることが大好きです。よく食べ物のサイトを見ています。
ある日、インスタグラムを見ていたら、おいしそうな食べ物ばかりアップしている人がいました。ラーメン、お寿司、メキシカンフードなどなど。
私は一気に興味をそそられました。私はすぐにフォローをし、彼がアップする食べ物の写真を楽しみにしていました。
次第に、いいね!やコメントをするようになり、彼から直接メッセージが来ました。会話をしているうちに彼はアメリカ軍で横須賀に駐在していることがわかりました。そして、今度会う約束をしました。
もちろん、行った場所はがっつり食事ができる場所で、メキシカン料理屋さんに行きました。初めてのデート。ましてや外国人。
そして、SNSで知り合ったということもあり、かなり緊張しました。私はお酒でどんどん頼み、緊張を紛らわしました。
幸いにも彼もお酒が好きなので、一緒に楽しく飲むことができ、緊張しまくりの初デートでしたが、なんとか終わることができました。
私は彼女なの?
初デート後も毎日のように彼と連絡を取り合っていました。週末は自然とデートをするようになっていきました。
しかし、デートを何回かしただけでは、海外では彼氏彼女という関係ではありません。しかも、日本みたいに「告白」という風習がないので、
一体、いつからいわゆる「交際」になるのか私は疑問でした。そんな中、彼の仕事の出航が決まってしまい、1ヶ月以上会えないと言われました。
まだ出会って1ヶ月ちょとで、これからなのに!というところで突然の出航。まして、ネイビーは遊び人が多いと言われているので、私はパニックでした。
すると、彼のほうから彼女になってほしいと言われ、一気にハッピーとなり二つ返事で「YES!」と即答しました。
映画と現実は違う・・・
一ヵ月後彼が帰ってきて、今度は「彼女」としてデートをしました。私は、映画のように会うたびに花束を持ってきてくれたりプレゼントがあったりするのかなと胸を膨らませていました。しかし、映画は映画です・・・。
今まで花束をもらったのは、バレンタインデーだけでした。車の助手席も毎回は開けてくれません。
最初は、アメリカ人男性はみな女性をプリンセスみたいに扱うんじゃないの?と思っていましたが、そんなのは映画だけと自分に言い聞かせ、彼とのデート楽しみました。
文化の違いの壁は高い
彼の出航がちょこちょこあり、会えない期間が続きました。彼からいきなり「一緒に住もう!」と言われ、また、二つ返事で「OK」と言ってしまいました。同棲はもちろん初めてで、わくわくな半分、不安な気持ちもありました。
いざ一緒に生活してみると、文化の違いは避けられぬ課題だなと実感しました。まず、食器の洗い方。欧米はとにかく
水を大事にします。食器もバケツに水をため、そこで洗い、すすぎます。泡が付いていても気になりません。
水を大事にするのは素晴らしいことですが、私はやはり食器はキレイにしたかったので、自分でするようにしました。他にも、洗濯の仕方、ベッドメーキング、掃除の仕方、等々。結婚したいまでも課題はいっぱいです。
愛情表現は大切
国際結婚してよかった一番の点は、愛情表現です。どんなにケンカしていてもハグをしてくれますし、「I love you」といってくれます。
夫と知り合ってから、自分の意見や思いを伝えられるようになりました。シャイで、周りからこんなふうに思われたら嫌だなと思ってしまい、今まで私は思っていることを伝えるのが苦手でした。
しかし、夫と付き合い、結婚してからは、周りのことばかり気にしないで、自分をもっと出そうという風に前向きになることができました。
逆に難しい点は、やはり言語の違いです。ケンカしたときも日本語だったら言いたいこともっと言えるのにと思ってしまったり、ちょっとしたニュアンスを伝えるときの言葉が出てきません。
でも、ズバズバ言えてしまったらしなくてもいいケンカをすることになると自分にいい聞かせ、このままが一番と今は思っています。
最後に
国際恋愛・結婚は難しいこともありますが、お互いが歩み寄れば幸せになれます。国籍、人種に恋に落ちるのではなく、「その人」に恋に落ちるのです。このことを忘れずにこれからも夫と幸せな家庭を築いていきたいと思います。