アメリカ人の夫との冬の暖房に対する価値観の違い

 

国際恋愛、国際結婚が増えてきた中、普段は仲良くラブラブに過ごしていても、国や文化が違えば、到底理解できないことが出てくるもの。

そこで今日は、外国人パートナーとの冬の暖房についてのお話。

まず筆者の簡単な自己紹介をしておこう。アメリカ人旦那とアメリカで出会い結婚、アメリカ本土で数年生活をした後、グアムに移住、そして現在は一家で日本に住んでいる。西日本の、とある地方都市に移住して五年目。子供あり。おそらく今後も日本に永住である。今年は、念願の新築戸建てを購入したところだ。

さて、アメリカをはじめ、他の諸外国でも多いのがセントラルヒーティングという暖房設備。家の一カ所にだけこの暖房のスイッチがあり、それをオンにすると家の中全体に暖房がかかるといった、大変便利で、尚且つ大変暖かいシステムである。

よく日本の家屋では廊下やトイレ、洗面所といったところが寒くなりがちだが、このセントラルヒーティング、本当に暖かい。

日本のエアコンよりもずっとずっとパワーもあり、家の中全体を心地よい暖かさにしてくれる。家中、どこにいても暖房がきいており、いかに快適だったことか。

そして、アメリカでは多くの人々が暖房をガンガンにかけた屋内で、半袖短パンといった真夏のような格好で過ごすのである。

きっとテレビや映画などでも目にしたことはあるであろう。外は雪が積もりに積もった冬のはずなのに、家の中ではなぜか夏の格好のあれである。アメリカでは、それがごく普通のことであった。

もちろん、外は大雪。筆者のいた所は、真冬はマイナス40度まで冷え込む極寒地域であった。しかしながら、ガンガンに24時間つけっぱなしの暖房を含む電気代、さほど高額にもならず、一番寒かった2月でさえ約一万円弱であった。さすがアメリカ、電気代は日本より相当安い。

渡米して最初の冬は、日本にいた時と同じように厚着をして過ごしていたが、旦那がどんどん温度もあげ、ガンガンに暖房をきかせるものだから、私も結局は同じように薄着で過ごしていた。そうでもしないと暑いのだ。

日本でも、北海道ではそういったセントラルヒーティングのシステムがあるらしいが、筆者の住まいは西日本でそんなものはない。

もちろん各部屋に普通のエアコンをつけているわけである。日本ではごく普通の暖房環境。「日本の家屋は寒すぎる。信じられない!!!」

日本に来たばかりの多くの外国人から、非常によく聞く言葉である。セントラルヒーティングのある国から来た彼らからすると、日本の暖房環境は非常に効率が悪く、先進国とは思えない環境だと言う。確かにそれはあるだろう。

筆者は日本生まれの日本育ちではあるが、セントラルヒーティングの環境で慣れてしまうと、日本の暖房環境がとても不便に思う。

かといって、このセントラルヒーティング、日本の各地域でしてしまうと、コストが恐ろしいことになるのだろう。

そしてこの環境の中、旦那はアメリカにいた時と同じように過ごすわけで、ガンガンに暖房を入れ、半袖短パンで過ごす。

いや、ちょっと待って。ここは日本、電気代もアメリカとは全然違うわけで、こんなことをここ日本でされたら、たまったもんじゃない。電気代が恐ろしいことになるじゃないの!!!

だが、幼い頃からこんな風に育ったアメリカ人旦那は、一向にこのスタイルを崩さない。ここが頑固なアメリカ人気質、といったものだろうか。何度この件でケンカになったことか。うちだけなのかと思いきや、そうではなかった。この件でのケンカ話はいろんな国際結婚カップルから時折耳にする。

欧米諸国のパートナーと国際結婚をして、日本に住んでいる夫婦には登竜門の議題と言っても過言ではないほど、メジャーな問題のようである。

郷に入れば郷に従え、とばかりに何年か住んだ後に変わってくれる立派な旦那さんもいるだろうが、うちの場合一向にこのスタイルを変えるつもりはないようだ。

部屋に入った途端、暑い!と言えるような温度で、上半身裸、短パン一丁で過ごしながらゲームをしている姿を見る度に、非常に憤りを感じる。ばれないように、設定温度を下げても、その後またガンガンに室温をあげているのだ。

今まではアパート暮らしで狭かった分、電気代の跳ね上がりもまだ許容範囲内ではあったが、今年は戸建てに引っ越して初めての冬。

オール電化住宅は、電気代が安くなるとは聞いていたし、確かに冬以外は電気代は安くなっていたのだが、、、先月の電気代は、いつもの倍以上であった。。。

ちなみにアメリカでは、水道代が使い放題で家賃込みであったり、極寒地域になると、暖房代もフラットな一律価格で使い放題、もしくは家賃に込みの物件が数多くある。

そのため、日本で生活をする場合、母国の感覚で光熱費を使ってしまう外国人も数多いようである。シャワーで済ますのが普通の場合は、ガス代、水道代も注意した方が良いかもしれない。

これから外国人パートナーと日本で同棲したり、結婚をする方、この問題はおそらく貴方も経験することかも・・・。